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第10回「さかたの森を歩こう~遊佐町高瀬峡周辺」開催の報告

2022.08.20

報告が遅れましたが、令和4年7月24日(日)に、酒田市在住の自然写真家・斎藤政広さんを講師に迎え、第10回「さかたの森を歩こう~遊佐町高瀬峡周辺」を開催しました。しらい自然館に集合、乗り合わせで「山ノ神」駐車場に到着。高瀬峡の入口付近には、ゆるやかな渓流の終着点を思わせる湧水の溜まりがある。奥の飲水所で口当たりの柔らかな水をふくみ、いざ入山。セミの声が聞こえるスギ林の奥に、小幅に蛇行する渓流が覗ける。メンバーに渓流の流れを上手く撮影できるよう、「三脚を構えて、スローシャッターで撮ろう」と、アドバイスを送りながら進む。ピークを過ぎて大滝に向かう坂道には、吊り橋やロープを伝うなど、なかなかの難所が続く。途中で大きなサワグルミの木に見とれながら進むと、その先に「大滝」がゆったりと流れ落ちている。実は二十数年前に撮影で高瀬峡に来たことがある。大滝に向かう道では、ここだという場所は見当たらず、帰り道は「陰ノ滝」に向かう。滝周辺は、経年により少し変化したようだが、重い機材を担いでここで撮影した記憶がよみがえってくる。「極楽鳥海人」という、秋田・山形の環鳥海エリアで暮らす人たちを取材した冊子。旧鳥海町や湯沢市方面にも泊りで出かけ、充実した取材ができ、一冊の本になった時の感動は忘れていない。今も手元にあり、表紙だけを紹介します。次回も、鳥海山の湧水とブナ林を訪ねて、高瀬峡南東の檜ノ沢周辺を歩きます。